パリで最も美しい「村」

パリの街ができた当初は村のような地域がありました。これらの時代から取り残された場所は、かつては労働者の住む地区でしたが、今では首都の一部となっています。これから時間をさかのぼり、当時の魅力をすべて保ち続けている場所をご案内します。

ボヘミアン、そして伝説の「モンマルトル」

パリの最も象徴的な地区の1つであるモンマルトルは、かつては労働者階級や芸術家が住む村としての地域で、キャバレーやレンガとブロックでできた非常に質素な家が建ち並んでいました。村は丘の上に広がり、丘の下にある「歓楽街」と共存していました。

今日のモンマルトルは、当時の質素な労働者階級の雰囲気からほど遠くなりましたが、その自然さ、新鮮さ、そして言葉では言い表せない本物の魅力を持ち続けています。次のパリご訪問の際、ぜひ訪れてみてください！

「ムザイア」、静かな田舎風の地区

パリ東部のこのエリアは、夏の散策に最も適したお勧めルートのひとつです。この散歩道は観光客にはまだ知られておらず、人混みから離れた細い路地に沿って美しい小さな家が並んでいます。パリの中心で充実した1日を過ごした後、散策しながらリフレッシュするのに最適な場所です。このモザイア通りにはいたるところに迷路のような路地があります。猫やライラックの木を眺めながら小さな通路を歩き、美しいビュット・ショーモン公園を通り抜ければ散歩の終点です。

「ラ・カンパーニュ・ア・パリ」、思いがけない魔法の魅力

「ラ・カンパーニュ・ア・パリ」は、パリ北東部の高台にある小さな地区の名称です。
かつては労働者階級の住む地区でしたが、今では石畳の通り、小さなレンガ造りの家、花々で彩られた庭園などが散在しています。ここが20区の真ん中であるとは信じ難いものです。
この小さな楽園の片隅にある家に住むということは、間違いなくパリの人々すべてに共通の夢です！

目立たない本物、「ラ・ビュート・オ・カイユ」

ムザイアと同様、ラ・ビュート・オ・カイユ地区は田舎の雰囲気に溢れた一角で、小さな村の風情がそのまま保存されている静かな場所です。ビュットは驚くほど静かな場所です。しかしまた、壁に描かれたストリートアート作品に興味があり、これらを鑑賞するために訪れる人たちもいます。路地では、夕方になると地元の住人や他からやってきた人たちがカフェのテラスでビールを飲みながら夕涼みを楽しんでいます。

「レ・バティニョール」、ご家族で賑やかに楽しめます

ここは最も象徴的な「パリの村」地区の1つです。徐々に観光ガイドで「必見の場所」として紹介されるようになりました。華やかながらも静かな環境で、多くのカフェや商店があり、活気に満ちた「楽しい場所」という雰囲気の、絶好の散策場所になっています。時間の無い方は、ドクトール・フェリックス・ロブリジョワ広場に行きましょう。静かで落ち着いた雰囲気で、美しい教会、噴水、そして菩提樹の木の下にカフェが並んでいます。ここに来ると、まるでパリを離れ、地方の小さな町に来たかのような印象を受けます。